麦と葡萄 インタビュー 

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【麦と葡萄 牛久醸造場】は、6号沿いに店舗を構え、自社で製造したクラフトビールとワインを販売をしている。会社を立ち上げてから2年ほどで数々の受賞歴を持つ、今牛久で注目の醸造場だ。ボトルでの販売はもちろん、カップでの量り売りも可能。その場で試飲することもできる。香り高いビールと、国産の葡萄で醸造したワインは、クオリティが高く、10本以上購入して帰る常連さんもいるほどの人気だ。

今回は社長の角井さんに、麦と葡萄 牛久醸造場や、これからやりたい事、角井さんのビールに対する熱い想いをインタビューしました!

目次

角井さんのビールの好きなところを教えてください!

ご縁が繋がって出来たコラボワインやビールについて

コロナ禍でスタートしたスタートした新しい醸造場の形

これからの麦と葡萄さんは?

麦と葡萄さんの店舗情報

 

✾=坂 「」内=角井さん

 

ビールの好きなところを教えてください!

✾角井さんは昔からワインの仕事がしたかったのでしょうか

「僕はビール屋さんですね」

✾あ、ビールの方だったんですね

「ビールの仕事がしたくて
元々は薬の研究とかやってたんです
大学の時に微生物の研究をしてまして
要はお酒も微生物のものなので
で、微生物の研究してたからお酒造りがやりたいなと思って
就職活動してたんです」

「その中でご縁があって入る事になった会社で
日本酒、焼酎、ビール…あらゆるお酒を造ってました」

✾えっと、そこからワインの研究に…

「あ、僕はそこからずっとビールの担当」

✾あ、そうだったんですか!ビール!!

「ビールの醸造担当やってまして」

✾シャトーでも地ビールの飲み放題とかやってましたよね。あれを作ってたのですか?

「あれを作ってたんです」

✾私、あそこでバナナの香りがするビール
あれが好きだったんです

「ありましたね、ヴァイツェン」

✾そう、ヴァイツェン!懐かしいです
角井さんはお酒が元々好きだったのですか?

「お酒は…ビールが好きでしたね
クラフトビールではなくて普通のビールが好きだった
で、ビールづくりがやりたいなと
漠然とは思ってました」

「それで縁があって
前の会社にはいって
シャトーでビールを作ってたのがわかって
で、ぜひやりたいって言って
ビールづくりをはじめたんです。
ワインに関わるようになったのはその後ですね」

✾ビールづくりのおもしろさってなんでしょうか

「ビールづくりのおもしろさ…
自由なところって僕よくいうんですけど
何入れてもビールなんですよね
ハーブいれてもぶどういれてもみかんいれても
麦とホップさえつかってればというか
まあ使ってなくとも」

✾自由なところですか

「例えばみかんを使った日本酒ってないじゃないですか
日本酒にみかんは使えないんですよ
で、ワインもないんです
ワインというのは葡萄のお酒の事をワインというので
よく観光地でみかんワインとかあるんですけど
ああいうのはまた違う
何とかワインていうのは日本独特の表現なんですけど

✾リキュールとかそういうのに分類されるっていう事でしょうか

「そうですね
だからビールは幅が広いというか
何入れてもビールっていう
フルーツ淹れたらフルーツビールだし
ハーブいれたらハーブビール
スパイス淹れたらスパイスビールというような

✾ハーブ使ったビールってどうなるんでしょうか
香りがハーブなんですか?

「そうですね
ハーブと、あとスパイス
コリアンダーとか
カモミールあらゆるスパイス
オールスパイスとか」

✾いろんなものが使われるんですね

「そうですね、何使ってもビールなんで
自由というか懐の深いところがビールの好きなところですね」

✾例えばこれから使ってみたい原料はあるのでしょうか

「僕ら今葡萄育ててるんで
葡萄使ったビールっていうのは少しこだわり持ってやりたいなって
ありますね」

「あとは地元のミカンとか
家の畑にゆずがあったりするので
あとは農家さんが持ってきてくれたものとか

そういう身近なものは使っていきたいなと思ってます
とりたてて何がやりたいっていうのは
あまりないんですけど」

✾地元の方とのご縁を大切にしたいという事でしょうか

「そうですね、そういう地元とかご縁のあるところから
買わしていただいたり、いただいたりしたものをうまく使って
美味しものを作りたいなっていうのは最近はありますね
元はそういう考え全然なかったんですけどね」

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ご縁が繋がって出来たコラボワインやビールについて


✾じゃあそのご縁が繋がって
ことりのようなコラボワインが出来上がったりとか

「そうですね
そういうものがこの一年ちょっとしかやってないですけど
多々あるので
ホップを持ってきてくださったり」

✾ホップですか

「はい これが、牛久産の
(ホップを見せてくれる)」

✾わ、いい香り!!色がきれいですね

「うん、きれいですよね
これ牛久さんのホップなんですよ
牛久で育ててる人がいるんですよ
今まで知らなかった
今までというか、ここで始めるまで知らなかったです」

✾それは、麦と葡萄さんの話を聞いて…

「そう、お客様というか
育ててる方が持ってきてくださって」

✾すごい!

「すごいですよね、びっくりしましたよ
ホップなんてっていったら変なんですけど
牛久のホップ使ってビール作れるなんて夢にも思ってなかったんで」

✾そうですよね

「はい 驚きました」

✾ここで売り出す予定なのでしょうか?

「ええ、去年も売ってて、ここで量り売りで売ってたんですけど」

✾え!そうなんですか!なんてビールですか?

「イバラキホップスっていう」

✾あー飲みました!キレのある

「はい、あれがあのホップが入ってる
あのホップも、ですかね正確に言うと
そういうの持ってきていただいたりとか
育ててる方とか身近にいるので
そういうのは大切にしたいなと思ってるんですけど」

✾ちょっと話変わっちゃうんですけど
以前話してらっしゃった茨城県産のピノノワールというのは、どこの畑のものなのでしょうか

「あれは常陸ヴィンヤードさんっていう常陸太田の
来年ワイナリーをされるんですけど」

✾あ!前もコラボされてませんでしたっけ

「そうですね
今そこにあるシャルドネも常陸ヴィンヤードさんですし
あと、メルロとかカベルネっていうのも使わせて頂いてます」

✾ぶどう畑をやってると
収穫を体験したいとかそういう声はありますか

「そうですね、
収穫とか畑のお手つだいとか
お声がけいただくので
去年はゴールデンウイークに苗植えの体験会を
コロナだったんでなかなか難しかったんですけど」

✾これからコロナが明けたら
ワインのイベントとか考えられてるんでしょうか

「そうですね、まだ畑の苗上だったり
ちょっとした栽培のお手伝いとかしていただけるんであれば
畑でのイベントもいいですし
ワインとかビールとか外で飲めるようになれば
そういうイベントもできればいいんですけどね」

 

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コロナ禍でスタートした醸造場の新しい形

✾コロナに入って変わった事とか
ここをスタートしてまもなくだったと思うんですけど

「真っ只中ですね」

✾真っ只中でしたか
それだと障害になることとか

「ですね、だからコロナじゃなかったらここやるつもりなかったんで
えと、この店ですね」

✾この販売所ってことですか

「はい、最初は販売所やるつもりなかったんです。
当初考えてたのは飲食店様向けの業務用を考えてたんで
業務用が今は全然なくて」

✾牛久市の飲食店さんに麦と葡萄さんのワイン置いてくれたら
私は嬉しいですけどね

「そうですね、そうやって地元にも根付いていってくれたらいいんですけど」

✾今、1年半くらいという事でしょうか

「お店をはじめて丸一年ちょっと…ですかね
2019年に会社おこして
その年の12月にこの物件をお借りして
そこから準備を始めたんですけど
2020年の1月に横浜の船で感染が広がって」

✾そうですね
まさかこんなことになるとは

「はい
それで中国が止まって設備がくるのが遅くなっちゃったりとか
いろんなトラブルがあって
やっとこさはじめられたのがお店を始めたのが7月
醸造開始できたのが去年の八月だったんですけど」

✾最初のワインはどこかに委託していたとお聞きしましたが

「そうですね、だから私たちが作ったワインとしては
2020年につくったものがファーストヴィンテージですかね
で、自分たちのブドウがないものですから
つくば、太田の農家さんや親しい方から買わせてもらったり」

 

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これからの麦と葡萄さんは?

 

✾まだまだ先になると思うんですけど
ワインをこういう風に作っていきたいとか
自分のワインをこういう風に人に飲んでほしいとか考えたりしますか?

「あーどうでしょうね、難しい質問ですね」

✾ビールって説明書きのようにストーリーがあるじゃないですか
そういうのがワインにもあるのかなって

「そうですね
その、もちろん自分たちで育てた葡萄がこれからできてくるので
そこにこう畑を手伝って頂いたりとか
去年苗木を植えてくださったお客様もいたりするので
そういう方たちと一緒に作っていただいたりとか」

「よく言ってるんですけど
牛久醸造場っていう場
場をつくりたいっていうんですかね
人と人が出会う場にここがなればいいなって思っていて
実際 さっきのホップの話もありますけどここをはじめたことで
いままで牛久に15年くらい住んでたんですけど
出会ったことない人ばっかり出会うんですよ」

 

✾ここをスタートして新しい出会いが増えた

「そうですね、増えましたね
全然違いますねそういう意味では」

✾ワインが好きな人が多いですか?それともビールの人の方が多いですか?

「今は比率で言うとビールの方が多いと思いますね
まだちょっと知られてない部分も
牛久シャトーで、観光地としてレストランがあって
っていう部分はみなさんご存じなんですけど
葡萄を育てて牛久っていう土地でワインを作ってるんだよっていうのが
まだ知られてない部分があるので
そういうところを知って頂いて、畑も見て頂いて、作ってる人も見て頂いて
で、飲んで頂いて
広がっていくっていう風になるといいなって思ってます」

 

 

✾牛久はワイン好きな方結構多いですか?

「坂さんはどう思いますか?」

✾私は好きですけど…どうなんだろう
ワインよりもここに来てよく見かけるのは、
グラウラー持ってビールを買っていく方
あと常連さんと話をさせて頂いた時もビールの話をすることが多い
っていうのはありますね

「うんうん」

✾ただ、目の前でワインを買った方っていうのは
失礼ですけど 見たことは…あまりないかもしれないです

「うんうん、それだけまだ浸透してないってことなんですね
牛久でワイン作ってるんだよって事が
僕らが宣伝不足って部分はあると思うんですけど
もうちょっと、こう知って頂くっていう
今までそういう 人と会えなかったので
知って頂く取り組みがなかなかできなかったんですけど
まずここで、
ここで作ってんの?って人がほとんどなので」

✾きっと、驚かれる方多いですよね
こんなところが牛久にあったんだ!っていう

「そうですね
だからそういう部分で知って頂いて
参加して頂いて
一緒に作っていけたらっていうのありますね」

✾角井さんは自社の畑の葡萄がこれから出来てきて
例えばなんですけど、初めて自分の畑のブドウでワインができるとするじゃないですか
それはどんな気持ちで飲むと思いますか

「どうなんですかね~!!
美味しくあってくれって願いながらですかね」

✾美味しいのは絶対間違いないと思うんですけど
きっと特別な気持ちがあるのかなって思うんです

「そうですね、どんな気持ちなんでしょうね
自分が育てた
一から育てた葡萄でってことですよね
想像できないですね
どうなるんでしょうね(笑)」

「気持ちとしては…うーん
美味しかったらいいなって思いながら飲むと思う」

✾楽しみです!100%牛久産のブドウで作ったワイン

「たぶん牛久で葡萄育ててるのが僕たちだと思います。
面積的に言うと牛久で一番広いと思いますので」

✾5反くらいでしたっけ

「今年また増やしたので、今は8反くらいです。
で、また増える予定なので来年にはもっと大きくなると思います」

✾最後に
アフターコロナで一番最初にやりたいことはありますか?

「アフターコロナで一番やりたいこと
そうですね、なんでもいいんで
イベントやりたいですね
お客様と一緒に飲みたいですね」

✾角井さんのワインやビールへの情熱や、想いを聞けて、とても勉強になりました。
ありがとうございました!

 

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麦と葡萄さんの店舗情報

 

住所 牛久市牛久街531-3

駐車場 有

電話 029-871-5029

公式Facebook

公式Instagram

営業時間 15:00~19:00 土日13:00~19:00

定休日 月曜日から木曜日

 

麦と葡萄さんの詳しい店舗情報と来店レポートはこちらから

 

 

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